ドラムブレーキは、ホイルシリンダーがペダルからの圧力により左右に広がることで、ライニングがブレーキドラムの内側に押しつけられ、車輪の回転を止める仕組みです。
ライニングは、ブレーキングの度に徐々に摩耗する消耗品です。
乗用車においては、ほとんどが後輪に装着されているので、比較的減りの遅いパーツといえます。
摩耗が限度を超えると、ブレーキシュー(ライニングが貼り付いている所)がドラム内部に直接あたり、ゴーゴーと低い音が発生し、ブレーキの効きが悪くなります。
厚さは新品で4〜7mm程度(国産乗用車値)で、1mmあたり10,000〜15,000km走行することができます。
残厚2mmが交換の目安です。走行状況にもよりますが、新品で約40,000kmの走行が可能です。